魔法少女装オニキス 4

 魔法少女装オニキス 4

 ただのエルフ

 『前回のあらすじなの オニキスはハミチンに気づかずに里中を駆け巡ったなの』

 「うわーーやめろおーー!」


 本編

 『おはようオニキス 今日はどの女装をするなの?』

 「お前をこの世から消す方法を探す」

 『ひどいなの! なのがいなければカルセドはこの地を去ることになるのを忘れたなの!?』

 「おれが散々恥をかかされたのもお前のせいだな」

 「まぁ今日から俺はいつもの仕事をしないといけないからな お前には構ってやれない」

 『そういえばオニキスは仕事は何してるなの?』

 「里中を練り歩いて警備をすることだ」

 『え?それってニートじゃん… おっと…オニキス ちゃんと働くべきなの』

 「は?里の警備は重要だろ?何言ってるんだ?」

 (そういえば本編のオニキスも働かずに月単位で墓地でずっと座ってたなの こいつ無職じゃねえかなの 一桁しかいない限界集落で無駄飯ぐらいを作るとか創造シンは何考えてんだなの)

 「というわけで出かけるか」

 『待てなの 今回も服を出す使い捨て魔法を教えるなの』

 「おい待て何で前回教えなかった?」

 『それは当然女装してほしかったからなの』

 「とりあえずぶん殴る」

 『残念だけどなのには物理は無効なの マサカドゥスを舐めるななの』

 「こいつまじでいつかぶっ殺してやる」

 『では呪文なの 手でハートマークを作って大好きニャン と言えば服が出てくるなの』

 「お前さあ…」

 『ならルリのお古を着るなの』

 「あぁークソ! だ…大好き…にゃん」

 ブッブーといつものサイレンが鳴った瞬間族長が来てしまった。

 「オニキスよ!今のは私への告白か!?」

 『どうやら今回の制裁はコハクに失敗映像が送られるだったなの』

 「帰れーーー!!」

 その後オニキスはカルセドのことを想いながらやったら成功した。ついでに服はチャイナ服だった。


 「はぁこんな服で出歩くとはな」

 (微妙に乳首が浮き上がってるのに気づいていないなの サラシ巻いとけばいいのになの)

 「んじゃ早速警備するか」

 『どうせだし里の人に困ったことがあるか聞いて解決すればいいなの 今のオニキスは魔法があるなの』

 「使うかどうかは置いといてそれはいいかもな 長い間留守にしちまったしな」


 「おはようルリ今日もコッコのお世話をしているんだな」

 「あらオニキスおはよう 今日の服も可愛いわね ちょっとうらやましいな」

 「言っとくけど不本意で着せられてるだけだからな」

 (不本意で乳首を立たせているだけなの)

 「それは分かってるわよ」

 「ところでさ 何か困ったことはあるか?出来ることなら解決したいんだ」

 「族長の性癖」

 「ごめん無理」


 「えーと次はおっジャスと子供たちじゃねえか」

 「よっオニキス」

 「ジャスは子供たちの川での水遊びの引率か」

 「あぁそうだ お前も昔はカルセドに連れられて水遊びしてたな しかもあの時ちょっと強い水流が来てパンツが流れていったんだっけか」

 「や…やめてくれよ昔のことじゃねえかよ ところで何か困ったことはあるか?」

 「おれは特に無いが…おーい子供たち!なにかやってほしいことはないか!」

 「うーん口が渇いたかな」

 『では早速魔法なの ジュースプレゼンツと唱えればいいなの』

 「今回は普通なんだな」

 『裏話をすると当初はクルミポンチオと唱えさせる気だったけど子供にやるのはヤバイと判断してやめたなの』

 「なんでその配慮を俺に向けてくれないんだよ」

 オニキスは三人にジュースを渡し、その地を去った。


 『さーて次は誰に出会うかなーなの』

 「あそこにいるのは…げっ族長かよ」

 「げっ とは何じゃ人聞きの悪い」

 「あばよ」

 「全くいきなりアイサツもせずに去るとは反抗期かの?」

 「ところでオニキスよ 魔法で人助けをしているようじゃのお 感心じゃ これからも里のために頼むぞ」

 「…一応聞いとくけどなにか困ってることはあるか?」

 「今は無いのう そのときが来たら頼りにしようかのう」

 こうしてコハクと別れたオニキスは次のアイツと出会ってしまった。


 「やぁオニキスさん!元気ですか!」

 『死ねええ!サイコパン!!』

 「うわっ何ですか!驚きましたよ!」

 「なぁ こいつの悩みも聞かないとだめなのか?」

 『無視なの無視無視』

 「僕の悩みですか 実は僕に一番必要なものがどうもわからなくて…それが分かれば針撃の型への道が開けそうなんです」

 「こいつ勝手に喋りやがった」

 『必要なのは人としての常識なんじゃねえかなのー』

 「あのとき僕はちくわさんを助けることはできたけど仲間は助けられなかったんです」

 「しかもその仲間を倒した人は魔族だったんですけど彼女はただ正当防衛してただけなんです」

 「…は?魔族が? 正当防衛???」

 「はい 彼女はただ島の一部が欲しくて交渉をしに来たんですがちくわさんたちは攻撃をして、その結果正当防衛で皆やられちゃったんです」

 『うわー』

 「もし僕が強ければちくわさんの仲間たちも彼女もお互いに傷つかずに終わったかもしれないんです」

 「こいつまじ何言ってるの?」

 『狂人の思考回路なんてわかっちゃいけないなの』

 「話を聞いてくれてありがとうございます 後は自分で考えてみます」

 こうしてアレは立ち去った。

 「なぁ…死なせてやったほうがアレは幸せなんじゃないか?」

 『あんなんでも殺したら殺人歴付いちゃうからやめとけなの』


 「おぉー カルセドの兄貴だ!おーい!」

 (一瞬にして声色を上げて手を振る…まだメス堕ちするとはなの)

 「オニキスか 皆のお悩みを聞いてるんだってな えらいな」

 「い いやーそんなことないよ ところでさ何か困ったこととかはないか?」

 「特に無いが…あぁ魔法で過去を見れるか?」

 『いけるぞなのー』

 「過去をみることが出来るってさ! でもなんで見たいんだ?」

 「たまには昔の話題でもしようかなってな」

 『呪文はエイゾーデエーゾーなの』

 「今回は素直に教えるんだな」

 『堕ちてくの見れたから褒美なの』

 (落ちてく?)「じゃあいくぜエイゾーデエーゾー!!」

 目の前に映像が浮かび上がっていった。

 「これは水遊びの映像か 懐かしいな」

 「うわっこれパンツ流された時のやつじゃん!」

 そして映像では強い水流が襲ってきたが…

 「あれ?この水流…族長が映ってね?」

 「ホントだ あっパンツ奪って被って逃げた」

 「カルセドの兄貴!今子供たちは水遊びをしているんだ!早く行こう!」

 「おぉ!」


 (さーてと そろそろ頃合いじゃのう 今回は二つ手に入りそうだし豊作じゃな)

 (………今じゃ!)

 「待て!!」

 コハクは急に呼び止められ、更に足をカルセドに掴まれて体制を崩した。

 「うぉ…そなたらは…」

 「族長 何か言い残すことはあるか?」

 「オニキスよ 魔法で頼みたいことがあるのじゃが」


 弁護士を呼んでくれぬかのう?そう言われたので警察を呼んで族長はまたまた逮捕された。今回はアズカバンという凶悪な牢獄に入れられ即刻吸魂鬼の接吻の刑となったが無駄にレベルが高いせいで平気で、しかも同時期に闇の帝王と名乗る奴が襲撃したせいでどさくさに紛れて脱獄して帰ってきた。あと次回で最終回だそうだ。



 ポイント


 メス堕ち 32/100


 女装抵抗 29/100


 性欲   18/100


 おしまい

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